マラソンの歌24号-1
平成14年 2002年
何事もこと始めなる正月二日大江戸夢舞ひマラソンを駆く ニューヨークに似せて大都市東京を走らむとするデモンストレーション スタート後渡る橋さへ似するなりレインボウブリッジの上りのきつく 身障者に優しきところも取り入れて夢舞ひマラソン友の呼びかけ 辻々に幟掲げてサポートの道案内に迷ふことなし(明走会) 整然と日の丸揚がる銀座通り各国ランナーと共に駆けたし 信号に足止めされつつ大江戸の情緒を巡るマラソンを駆く 正月のムード顕著に浅草は雷おこしのサービスを受く 昨年は元旦なりしが二日にて誤算にあらむ人の賑はふ 混雑の流れに任せてゐるならむロープに繋がる走る仲間ら 正面の混雑情報伝はりて避けむと皇居の裏側めぐる ビル風の強きに煽られ立ち止まる小雪模様の空は暗みて 若人のメッカ原宿渋谷間余りの混雑に車道を走る 開催が悲願なれどもデモンストレーション待つ人のなくゴールの侘し 十余年ぶりの再会アフターマラソン名乗りて判るまでの隔たり(須田昭五郎氏) |
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