道草ジャーニーラン其の参木曽路編（塩尻宿～各務原）
平成15年 2003年 マラソンの歌25号-15
道草ジャーニーラン其の参木曽路編（塩尻宿～各務原）
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唐突にアメリカ滞在一週間費用往復六万円のみ（注記） 帰国後に慌ただしくも仲人の訃報に参列所在地多治見 街並みは昔のままの佇まひ往時の人の出でて来そうに（奈良井宿） ありなしの風に煽られ逆光にきらめき光り枯れ葉舞ひ散る 広重の版画絵思ひ浮かべつつわれ探しをり描きし位置を 山の端の月影変はらぬ景ならむ広重の画の娘見たると（宮ノ越宿）   股ずれに悩みに悩み予防にと塗りたるバームかくも効くとは トンネルを去年潜りし記憶なし真っ暗闇を皆に従ふ 早朝にて木戸銭払はず奇勝なる寝覚の床をわれは俯瞰す（臨川寺） 朝方の気温下がれば谷間の遅き日の出を待ち侘びて待つ 藤村のおかげに妻籠馬籠宿にぎはひ銀座通りのごとし   蒸かし芋乾しつつ片方にひなたぼっこの婆のくれたり乾したる芋を しばらくと横になりしが眠り過ぎ夜のミーティングにわれの欠席 東海道自然歩道に名を変へて中山道の山道残る 残りたる中山道の山道を大湫細久手下りに下る 土砂降りの雨の太田の渡し場を眼下に一気に走り抜けたり 冷えし身をスーパー銭湯の湯につかり至福なるかな走りて飲みて |
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開催日 11月2～4日 距離 スタート ゴール 制限時間 第1ステージ 塩尻宿～福島宿 43.6㎞ 10:00 18:03 19:30 第2ステージ 福島宿～大井宿 67.5㎞ 5:00 18:00 19:30 第3ステージ 大井宿～各務原 55.0㎞ 5:00 15:30 16:30 スタート 塩尻駅前 ゴール スーパー銭湯めぐみの湯 宿泊 福島宿 旅館さらしなや 大井宿 シティホテル・ミチ 呼びかけ人 御園生維夫氏 「長流」 ４月号 |
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注記 アメリカ訪問は１０月２１日～２８日でしたが、突然に「アメリカへ行かないか」と電話があったのは１０日ほど前、スエーデンへ連れて行ってくれた大森敏生さんからでした。余りに唐突のことに理由を尋ねると、奥さんが骨折で行けなくなってしまったから代理でどうかとのこと。 費用は航空運賃６万円のみ。目的は夫妻の友人であるシアトル在住の澄江さんにパソコンを指導することです。費用の安いのとパソコンのことなら私も満更でもないので、即答したいところですが、私とて予定がないわけではなく、私の所属する短歌会の豊橋行きをキャンセルしてペナルティーを払ったり、義理を欠く電話やらメールをして連れて行って頂くことになりました。 そこで、土産などを尋ねると気にしなくていいという。大森さんはパソコンの教授としても、私は初対面なのでさらに尋ねると、澄江さんは身体障害者手帳を持つ独り暮らしなので、賄いは自分たちでする。従って役割を分担して、大森さんが食料を私が飲料を担うことにして行きました。 ところが、澄江さんは私たちに一銭も使わせてくれませんでした。  それどころか飲まない澄江さん、たまっているボトルを持ち出してきて飲め飲めと勧めてくれます。私たちはご覧のように澄江さん家の酒蔵を大掃除しつつご機嫌でした。肝心のパソコンは春に大森さんが買い与えて指導したようですが、時間不足で使えないままに故障していました。大森さんが修理に悪戦苦の末に１日半かかりました。いよいよ練習となりましても、外出の予定があったり、澄江さんの体調がいまいち優れなかったりして思うように進みません。 それでもメールの受発信くらいは出来るようになりました。帰国後数回差し上げたメールに返信を戴きましたが、もっともっと練習台に使って頂ければよいのにと思っています。 |
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| 30 塩尻宿 (注記 浮世絵では日本橋が１になっています。従って、１を引いた数字が日本橋からの宿場の位置です。） | ||
以下別ページの「浮世絵中山道六十九次」をご覧くださ。 |
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