第十回記念大会初回より連続参加者トロフィーを受く

心臓のバイパス手術をせし友も十回参加の顕彰を受く（斎藤文夫氏）

沿道の市の花あぢさゐ根付きたりわが初参加は平成二年

何か一つもの足りなさにわれの駆く乱視の目にはもみぢの淡く

伊豆が岳の岩場に立ちて眺むれば四方の山のもみぢたそがれ

全員がふれて行くらし急斜面支へとなりたる木肌つややか

われ生きる証に詠ふ「マラソンの歌」駆けて詠へぬ時もあるなり

われ駆けて証に詠ふ「マラソンの歌」なほざりなれば詠ふべからず

ゴール後のオシボリ嬉し上半身ぬぐひて初冬の午後の陽温し

肉うどんカレーライスに満ち足りるアフターマラソン裸のままに

病むと聞く前実行委員長大会の記録の賀状が新鮮なりき（橋本元三郎氏）

大会の記録写真をあてにしつつ友の全快再起を祈る

　開催日　　 平成８年11月10日

　主催　　　　奥武蔵高原マラニック大会実行委員会

　参加種目　20km

　記録　　　　３時間18分？

　ゼッケン　　NO・１１９