マラソンの歌24号-15
平成14年 2002年
景勝の津屋崎浜の日没の前に到着民宿よし田 仲間らと宴会さながら夕食をウルトラマラソン明日に控へて 枕辺に潮騒の音前の夜を寝返り打ちつつ眠りの浅し 宮地嶽神社の鳥居をスタートにわれは待ちをり参拝済ませて 始めから短縮コースを目論みて独り離され後方を駆く 川に沿ふ俳句の道を読み進むワープ決めたるわれは余裕に 呼び物の海岸線を駆くるべし難所の山をわれはカットす 急速に脚の衰へ心ならずも以後の大会リタイア必至 手作りの玄海百キロ仲間らの真心こもるサポート嬉し 白波を蹴立て押し寄する海鳴りの風にとんびが宙にとどまる われは持つ地図さへ風の帆に受けて風の助けに快調に駆く 砂浜の砂があふられすさび飛ぶなぎさべを駆く風に乗りつつ 水際を駆けやすく駆く強風に吹き飛ぶ砂の風に押されて 誤植にも最高齢と当てられて乾杯音頭をわれは取りたり 「峰」友の十名ほどがそろひたり居心地よくも押しかけ弟子に 後列左より 奥蘆峰・篠田雲峰・高田三峰・見野簑峰・千田虎峰・石原花峰・石田酔峯 前列左より 酒井飛峯・諸岡至峰・本物の峯厚氏の飛び入り!! 心地よく飲みたる酒の酔眼に窓越しに冴ゆ十六夜の月 パソコンに取り込みたると思ひしに消失したる画像の悔し 思ひ出が出で来し画像に甦る何処に隠れてをりしか画像 北朝鮮の拉致問題が進展す画像のごとく出で来よ被害者 |
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