平成14年 2002年 マラソンの歌24号-16
　　
其の弐　木曽路編（美濃大田宿〜塩尻宿）

	第１ステージ　美濃太田宿〜大井宿（シティホテル・ミチ泊） 真盛りの秋好天のジャーニーラン一呑み清水に喉を潤す（御嵩宿） 鉄道に遠ざけられたる宿場街集落過疎化は必然なるかな 住人とは裏腹ならむジャーニーラン今も残れる昔を探す 雁首をそろへ検討現在地間違ひやすき地図の変はり目 雁首をそろへ検討なしたれど結果間違ひいまだに解せず 第２ステージ　大井宿（恵那）〜木曽福島宿（さらしなや旅館泊） 仲間らの点滅灯が遠ざかる月なく透ける星の夜道を パニックになるを恐れて地図を読む皆に付き行く力われなく 現在地確認しつつわれの駆く不明となればパニックゆゑに 遠く恵那の山に朝日の光さし二時間走りし明けの爽やか 点として来しことのある馬籠宿木曽路の起点となりて通過す 　 故郷へ分去れ妻籠を五平餅一串食ひつつわれの通過す 新道に分断されたる中山道細切れに沿ふ秋の木曽谷 湧き水が豊かなるかな旅人に街道筋の水舟ありがたし 第３ステージ　木曽福島宿〜下諏訪宿 関跡の現資料館暗闇のゲートを潜りわれら通過す 現在地を見失ふなかれと地図を読む未明のスタート星空のもと 雉撃ちの場所探しつつありがたく簡易トイレの世話になりたり（薮原宿） 朴の葉の落ち葉踏みつつ峠越ゆ雪積む冬の難儀偲ばる（鳥居峠） 水槽に果物浮かべて友のエイド昔のままの奈良井宿にて（柴本繁昭氏） われ目指す塩尻峠への二股に往復四キロ道を誤る 道草にそばを食ひたる仲間らに追ひつかれたり迷ひたる間に 　 広重の絵のアングルに写されてわれのご機嫌塩尻峠
	呼びかけ人　　　御園生維夫氏 　｢長流」　　　　　　３月号

開催日	ステージ	スタート地点	ゴール地点	距離	スタート時間	ゴール時間	制限時間
10月12日	第1	美濃太田宿	大井宿	40�q	11:30	18:50	19:45
10月13日	第2	大井宿	木曽福島宿	69�q	4:00	17:00	18:15
10月14日	第3	木曽福島宿	下諏訪宿	58�q	4:00	15:35	16:00

	51　太田宿　(注記　浮世絵では日本橋が１になっています。従って、１を引いた数字が日本橋からの宿場の位置です。）
	以下別ページの「浮世絵中山道六十九次」をご覧くださ。

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