平成14年 2002年 マラソンの歌24号-17
　
其の参　信濃路編（塩尻宿〜深谷宿）

	第１ステージ　下諏訪宿〜望月宿（温泉旅館青木荘泊） 下諏訪がスタートゆゑに故郷はおふくろのゐる実家に前泊 新道に遮断されたる道探す腰より高き熊笹分けて 標識を見つけて安心落ち葉積む微かに道と判るをたどりて 雪の積む真冬の峠いかならむ秋の日和にわれら越えたり（和田峠） 記憶ある宿は健在長久保宿われ塩の道にて深夜の到着 佇まひ闇の中にも奥ゆかし牧水の碑をライトにて探す（間の宿茂田井） 第２ステージ　望月宿〜松井田宿（旅館上州泊） 吐く息の白く広がる霜の朝東進左に浅間を見つつ 拾ひたるりんごうましとめぐり来ぬわれは断る入れ歯にて齧れず 山荘は主不在に静もれり庭のもみぢが鮮やかなるも おろし胡麻黄な粉納豆うまからむかたみに交換取りたる団子（碓氷峠の茶店） 山道にてわれを呼び止む友のゐて顔の広しと仲間らのいふ（熊谷つや子さん） 幾たびも登り来し道仮装にて安政遠足われは虚無僧 第３ステージ（松井田宿〜深谷宿） 日の出前通過の街にて声かかるわれも驚く顔の広さよ（大工原ヒサエさん） 背景の山並み次第に遠ざかる関東平野にわれら出でたり 知らぬ間に上州名物空っ風秋の日差しの穏やかなるに 打ち上げは現代版の浮世風呂に入りて地酒の菊泉うまし
	呼びかけ人　　　御園生維夫氏 　「長流｣　　　　　　４月号

開催日	ステージ	スタート地点	ゴール地点	距離	スタート時間	ゴール時間	制限時間
10月12日	第1	下諏訪宿	望月宿	42�q	11：00	18：40	19：45
10月13日	第２	望月宿	松井田宿	54�q	5：30	16：42	17：30
10月14日	第３	松井田宿	深谷宿	53�q	5：00	14：14	15：30

	３０　塩尻宿　(注記　浮世絵では日本橋が１になっています。従って、１を引いた数字が日本橋からの宿場の位置です。）
	以下別ページの「浮世絵中山道六十九次」をご覧くださ。

「雲峰のマラソンの歌」トップページに戻る マラソンの歌24号目次に戻る　前ページに戻る　次ページへ進む