マラソンの歌8/9(13)号ー14
 第5回 裕遊ドリーム・ラン 

平成3年 1991年



尺八の稽古を終へて駆けつくる一昼夜走のドリーム・ランに

暮れなずむ梅雨明け前の黄昏を長時間走すでに駆けをり

をちこちのウルトラランナー集ひたり長き一日を睦み駆くべく

四十四と九十九とは語呂のよし吾と友との献血回数(梅野牧和氏)

お嬢さんがスタッフにゐるとはつゆ知らず鶴岡参加の挨拶交はす(菊地光男氏)

梅雨明けも間近にあらむ夕焼けて朧に月の雲間に浮かぶ

闇に浮きエイドステイションカンテラの光を提げて動く人影

夜更けより翌朝までを寝に帰る駆けても行ける程なる吾が家

初に行く「長流」歌会を前にして朝のジョギングドリーム・ランに

梅雨明けは確実ならむ青空に朝光(かげ)すでに猛暑を兆す

ドリーム・ランを挟み尺八歌の会イベント多き盛夏の一日


 開催日    平成3年7月20・21日

 主催地    東京都東大和市

 主催者    内田誠一氏

 種目      24時間走(20日午後3時より)

 走行距離   28km

 ゼッケン    NO・61

 「長流」    11月号


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