マラソンの歌10/11(14)号-29

平成4年 1992年



大きなる大会よりもミニ大会気軽にてよし気心知れて

飲み好きにてさぼり好きなる友がゐずついぞ煽られ煽られて駆く(堀池計年氏)

スタッフに応援の友甲斐がいし選手宣誓前週成して(菅原千加子さん)

大都市の胃袋として平和島流通倉庫の群がりて建つ

都市といふ単位に人の跋扈する青き地球をわがもの顔に

飽くことのなき人類の欲望に地球はあへぐ環境破壊に

農業といへども自然の造り替へ生態系に亀裂生みつつ

消毒の噴霧に虫を絶やしめて人の花付けあはれにをかし

何時か来む飽和の時を侮りて思考停止に今を貪る

排泄に朝のジョギング日課とす肛門なきがしめしを当てて(杉山吉弘氏)

私的なる大会がよし芋煮会飲みて楽しきアフターマラソン

戴きし帽子に合はせユニホームを買はむとせしが色褪せにけり

★ 天高く五時間走も快く仲間も寄りてなおもうれしき(主催者長村市郎氏より)


 開催日  平成4年10月31日

 主催地  太田区平和島公園Cキャンブ場

 主催   市ちゃん家

 記録   42周=40・3km

 ゼッケン NO・16

 「長流」  2月号


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