マラソンの歌12/13(15)号-16
 

平成5年 1993年



富里は暑きほどよし名物の食ひ放題のカイカがうまく

梅雨晴れの靄ひてかすむ空しろしスイカマラソンスタートせむとす

思ひの外テンポの遅ししんがりより伴走のわれスタートなせば

夏至過ぎしばかりの炎暑を警戒か思ひの外に走列遅し

人込みを分けて少しづつ前に出づ視覚なき友をロープに導きて(小沢靖子さん)

早々と歩むがをれば駆けにくし間合ひ計りて友をひき駆く

真夏日の暑さに耐へてのんびりと市民マラソンこれもまたよし

しんがりが常を味はひ抜きて駆く流れが遅くぬく楽しみを

この暑さを警戒もなく走りしか端に倒れてゐるもの多し

サービスの散水喜び受けて駆く日照りの雨の一瞬なるを

思ひきり汗を流せば食ふスイカうまきはずなりいくらでも入る


 開催日   平成5年6月27日

 主催者   富里スイカロードレース大会実行委員会

 参加種目  10km

 記録     1時間18分?秒

 ゼッケン   伴走

 「長流」   10月号


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