マラソンの歌1(9)号-6
昭和62年 1987年
妻五キロ吾はハーフにエントリー夢をかなへるマラソンの旅 信濃路のタートルマラソン黄金なる白馬山麓塩の道コース 朝明けの四方の山並みまさやかに白馬連峰雲一片もなし 透き通る秋晴れのもと高原の空気爽やか肌に清しく 高齢の走のともがら逞しく鍛へし体の十歳は若し 里人の真心通ふ声援に声を返して心は和む 月見草すすきが原に蟋蟀の鳴くがかそかに秋の日盛り 見え隠るる白馬連峰悠然と百景ゆかし吾を慰む 語り合ふ同好の士の懇親会走の縁の広がり楽し 聳え立つ白馬連峰急峻に見上ぐる首に痛みがはしる ルンペンの良きことばかり真似たるか飽食の後軒下に寝て 吹き抜ける軒下に寝て枕辺の水音涼しマラソンの後 |
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開催日 昭和62年9月15日 主催地 長野県北安曇郡白馬村 参加種目 ハーフマラソン 記録 1時間57分44秒 「山の辺」 11月号 |
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