マラソンの歌1(9)号-7
  

昭和62年 1987年



青葉町の「走」の仲間を案内して駒ケ根マラソン親元に宿

桜肉蜂の子蛹に茸攻め心尽くしの田舎の夕餉


青空に鳶ぐるりと輪を描くのどかなるかな駒ケ根マラソン

振り向けば宝剣岳はまさやかにマラソンの列見下ろしにけり

標高差千メートルをゴンドラにマラソンの後鳥瞰飛行

秋の季を早送りして千畳敷にお花畑は冬枯れの風

山頂は晴れ渡れども風寒く岩を屏風に祝杯を上ぐ

目の眩む岩場に肝を冷やしつつ快晴の山をしばし散歩す

爽やかにケルンの中に方位盤八方の山を視界に認む

パノラマに北は穂高に白馬岳タートルマラソン早も二週経

黄金なる伊那谷挟み東には南ア連峰富士なほ高し

うかららの心尽くしに感謝せり帰路の車に友喜べば


 開催日   昭和62年9月27日

 主催地   長野県駒ケ根市

 参加種目  13km

 記録


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