春長けて今年も懲りずにわれ参加ユニークなるかな自然人レース

花散らしの雨に増水しかすがに距離の短縮自然人レース

飛沫上げ向かふ対岸水かさに押され危ふし膝より高く

踏まれたる草の吐息の漂ひて捏ねたるぬかるみ泥田のごとし

弓なりのブッシュ受け止め順送りマナーの一つ自然人レース

喜々として泳ぐ仲間らカメラ持つわれの止むなし写しこそすれ

われながら自然人なりアフターマラソン裸のままに飲みてまどろむ

目覚むれば周りの大方引けし後裸のままに飲みて午睡を

散り急ぐ花に夏日はつれなくも芽吹きの山はたちまち緑

　開催日　　 平成10年４月12日

　主催　　　　秋川渓谷自然人レース実行委員会

　参加種目　精進コース10km　増水のため短縮約６km

　記録　　　　１時間５分53秒

　ゼッケン　　NO・48