マラソンの歌21号-18
  
平成11年 1999年




東京のはずれに残る原風景落ち葉炊く煙り籠る山里

東京と一見思へぬ山里のマラソンを駆く友の便りに

大会の委員に名前を連ねたる友の肩書き役所の部長(長崎幸夫氏)

暖かき小春日和の山里ののどかなるかな十キロマラソン

笛の音に統べりて地区の消防団われの通過を励ましくれたり

崩れかかる土蔵に往時が偲ばるる中村雨紅の夕焼け小焼け

十キロを五十七分にてわれ完走一時間切るは幾年振りか

マラソンの短きレースはつひ気張り苦しきゆゑにわれの避け来し

音もなく枯れ葉散り敷く山里のアフターマラソン豚汁うまし

願はくば二十キロ以上の種目欲し情緒豊かなる夕やけマラソン


 開催日   平成11年12月5日

 主催     「ロマンを求めて」夕やけマラソン大会実行委員会

 参加種目  10km(60歳以上の部)

 記録     57分00秒(87名中67位)

 ゼッケン  NO・983


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