マラソンの歌22号-7

平成12年 2000年

	昨年のアテネマラソンの同窓会を託ちて参加の長野マラソン 六日間走の膨れ痛みの癒えぬまま長野マラソンにわれの参加す 頤の二重がほどに変はりたる学生時代の友を判らず（宮島國光氏） 語るほどに飲み次ぐほどに往年の友の姿の立ち返り来ぬ 雪被く山の霞みて春浅しオリンピック道路をマラソンに駆く スタートより一気に下るオリンピック道路長野盆地が遥かに霞む 千曲川の河川敷一面林檎園一段高き堤防を駆く 近隣の農家の人らか応援に堤防上に点々と立つ 花吹雪の都内を出で来しわれの駆く北信濃路の遅々たる春を 競ひたる冬季五輪の建物をわれの巡りてマラソンを駆く 六日間走の疲れ残りてわれ苦戦制限時間に危ふくゴール 内外の招待選手を捕まへてチーズショットのファラエルパーテー アテネの仲間と卓を囲みてファラエルパーテー飲み放題にわれのご機嫌
	開催日 平成１２年４月９日 　主管 　 長野陸上競技協会 　参加種目 フルマラソン（通算５９回目） 　記録 　 ４時間５２分５１秒（ネットタイム ４時間５０分１１秒） 　ゼッケン �ｂR９７８