マラソンの歌23号-24
　　
平成13年 2001年

	ＰＣ訪問診断 村松一弘 　雲峰さんと知り合いになったのは、平成１０年の暮れから平成１１年の正月にかけて開催された「東海道５３次遠足」の時であった。３日目の静岡の島田あたりから掛川まで、２人でいっしょに走ったことが印象に残っている。その後、雲峰さんは安定した走りで余裕の完走。私は初参加ということもあり、右足首を腫らしながらやっとの思いでゴールした。 　その後もあちこちのジャーニーランやウルトラの大会でいっしょになることが多かった。走力が私と近いこともあり、相前後して走ることが多く、知らないうちにしばしば話をするようになった。昨年の春頃、雲峰さんから自分のホームページを立ち上げるという話を聞いた。パソコン好きな私は、すぐにその話に首を突っ込んだ。聞けば、ワープロで作成した「雲峰のマラソンの歌」をキーボード入力する必要があるという。それなら、ワープロの文章をワードに変換した上でホームページを作成したほうがはるかに効率が良いと思い、ワードへの変換を申し出た。それが、雲峰さんのホームページに関わり始めたきっかけだった。 　８月１８日に初めてお宅を訪問し、１泊しながら翌日の夕方まで作業して、ホームページ立ち上げのお手伝いをした。記憶に残っているのは、作業そのものよりも奥様の手料理。独身生活が長く、食事は外食かコンビニなので、家庭料理がとてもおいしかった。私の実家の味がするのである。雲峰さんご夫妻の実家が長野、私の実家が静岡で隣県だからであろうか。それ以降、雲峰さんからの「往診お願い致します。」というメールが来ると、喜んで行くことにしている。奥様の手料理を食べるために。 　奥様の話ばかりでは恐縮なので、雲峰さんの話題を。最近では、年賀状を印刷するお手伝いをした。その発送リストの多いこと。ランナー関係だけでも何１００とある。長年走ってきた積み重ねもあるだろうが、まめに年賀状を出すことにも驚かされる。それとパソコンのトラブルで往診に行っても、軽傷で済んでいるので、思ったよりも早く復活してしまう。これも雲峰さんの素直な性格を反映しているのであろう。仕事でもそうだが、性格の悪いクライアントだと、あちこちをいじりまくったあげくヘルプを出すので、復活させるのに大変なことがある。その点、雲峰さんはその正反対の性格である。 　雲峰さんを見て、いいなあと思うこと。ランニングと短歌の両方を趣味にしており、それがとても充実していること。そして、定年退職後の時間をその趣味に当てて、生き生きと暮らしていることである。私は仕事が嫌いなので、早く定年を迎えて、雲峰さんのように趣味に生きた生活をしたいものである。 　最後に、私も歌を詠んだので駄作を２首。 　★　サラブレット見ながら走る日高地をわれ風のごとく軽やかに駆く（トランスエゾ） 　★　風邪をひき参加見送る東海道寝正月とは悲しかりけり（東海道）