マラソンの歌23号-4
　　
平成13年 2001年

	第１ステージ日本橋〜横須賀 59�q ９時間00分（横須賀セントラルホテル） 日本橋正午スタート走り旅いささかわれの風邪気を押して 変革の力強さに目を見張り港未来の横浜通過す 師匠にと酒を用意のエード在り魂消認めし孫弟子をりて （浅野美峰＝美智子さん） 戯れも「峰」を名乗るは師弟なり南極遠征三名もいて（注記） 予定するロンドンマラソン如何ならむ頼みの情報伝はりて来ず 「えひめ丸」沈没事故に潜めるや横須賀軍港燈り鎮もる 第２ステージ横須賀〜久里浜 金谷〜千葉 76・７�q 13時間45分 （東横イン千葉駅前） 十キロを八十分の鈍走に一分前の船に乗り込む 後便は三十分後一番の船にて朝飯ビールが給水 何処より出で来しならむ渋滞の車を傍目に国道を駆く 海蛍経由に広がる経済圏車の渋滞関連なるべし 羽田への頭上が通路ジャンボ機の機影大きく飛び去り行けり 身の重くわれ歩み詰め後便の船に乗りたる友らに抜かれて 第３ステージ千葉〜日本橋〜四谷 53�q ９時間15分 信号に待たされまいといづれ渡る国道駆けつつ容易にあらず 向岸が燈れるままに明けにけり人造の浜われの駆けつつ 日中も気温上がらず凍て寒し暦はすでに春とはいへど 親分がをらねどサポート有り難し移動エードは岸本組なり （ 大番頭岸上信一氏夫妻他） 人込みを避けて遠目にわれの去るデズニーランドの正面掠めて 海を見ることの少なく東京湾一周のなる建物多く トランス・エゾの仲間ら加はる打ち上げにわれは配布す『マラソンの歌』 遠方の友ら次第に引き行くをわれ居座りてついぞ飲み過ぎ
	開催日 平成13年２月10日〜２月12日 呼び掛け人 御園生維夫氏 　 　注記 南極マラソン参加者 竹田龍峰＝昭彦　桜井連峰＝光雄　武藤翔峰＝彰各氏
	のうみそジャーニーランクラブの一員として、氏の呼び掛けるトランス・エゾ、奥久慈、東京湾の内、この東京湾が私の未踏破の残る一つとして参加しました。近場の気の緩みからか風邪を引いたり、つい飲み過ぎたりしましたが、楽しく過ごさせて頂きました。 　自己顕示欲が強いといえましょうか、歌集を配らせて頂きました。受け取られた方には、忌憚のない歌評を頂ければ幸いです。