マラソンの歌23号-7
平成13年 2001年
明け頃を濃霧閉ざして暗闇の富士山麓を早朝スタートす 山中湖河口湖西湖精進湖われは四湖の百キロマラソン 濃き霧に小雨模様の身の寒くビニール袋を被りて走る カラフルなる衣装の釣り人舟に立つ棚引く靄の湖に浮かびて 山中湖河口湖西湖それぞれのマラソン体験つなぎつつ駆く 初対面の方より読みしと声かかる独り歩きの「マラソンの歌」 差し上げしことを忘れてわれいたり歌集の礼の声の掛かり来 入り込めば出られぬといふ青木が原芽吹き始めし樹海の霞む 溶岩を覆ひて樹海の青木が原人のたやすく入り難く見ゆ 満開の桜見られて良しとせむわれ初に来し精進湖畔 オウムにて汚されたるが遺憾なり上九一色村の標識の出づ 一段と気温下がりし富士山麓歩めば寒くわれを走らす 五キロ毎のエードに欲しきは熱き物味噌汁美味し熱きが美味し 濃き霧に姿見えねど聞こえ来る道案内のボランティアーの声 止めどなく手鼻かみつつ快調に百キロベストにわれの完走 霊峰の富士は一度も見られずもタイムベストにわれは満足 |
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開催日 平成13年4月21日 主催 チャレンジウルトラランニングin富士五湖実行委員会 参加種目 100q(富士五湖の内本栖湖を除く) 制限時間 14時間 スタートAM5時 記録 12時間32分52秒 283人中156位 ゼッケン 1281 「長流」 8月号 |
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