マラソンの歌25号-9
　　
平成15年 2003年

	五老ヶ岳山頂雨の午前四時真っ暗闇をマラニックスタートす 雨の日は初なるといふマラニックわれは七年振りに二回目 このところ足の衰へ著しコースカットを目論みて出づ 鶴を模すクレインブリッジをわれ渡る海岸巡る友らを瞰つつ 景勝が売り物なるを雨に風濃霧の闇の林道たどる 空山へワープにたどる裏道はわだちが川となりてぬかるむ 話し声微かに聞こゆる霧の闇エイド近しと足の弾みぬ 遺憾とも濃霧のエイドの展望所ビール・スイカの売れ行き悪し 船出まで十分間の慌ただしわれは空腹頬張り食らふ 握り飯奴豆腐に焼き魚頬張り食らふエイドの食べ物 焼き魚ビール両手に慌ただし乗船時間にわれの飛び乗る ビール有るエイド欠かさず呑みて来ぬ意地なり寒さに震えながらも 各人の名入りの旗が極め付き主催者勤務の会社のエイド 忘れ物受け取るごとく旗を受く先年われはワープに寄らず 後輩と分かれば親しアフターマラソン高校時代の様語りつつ（林興一氏） 健脚を願ひ参拝せし折りの多禰寺の護符をバックに吊す
	開催日　　　　平成15年6月1日 呼びかけ人　 芦田敬二氏 主催　　　　 　れんがの街マラニック実行委員会 種目　　　　 　100�q　制限時間16時間　(4時スタート17時間） 記録　　　　 　約80�q 13時間58分 ゼッケン　　　 NO 111
	初回に次いで７年ぶりの２回目ともなると環境の変化は少なからず、私自身足の衰えもさることながら、痴呆症も甚だしく、未払いを督促されてからの参加料支払いは誠に申し訳ないことでした。 　橋やトンネルも、そんなに交通量が多いのかと思いつつ、初めからワープ・カットをねらう私はこれ幸いとクレインブリッジを渡り、トンネルを通らせていただきました。風光明媚を誇るロケーションは、あいにくの濃霧で期待を裏切られましたが、時ならぬ台風の直撃が避けられたようで、走るにはまずは好天と言うべきだったでしょうか。 　ユニークにも渡し舟の待ち時間の間のサポートは充実していたのですが、何しろ慌ただしかったこと・・・。私は１０分間しかなく、焼き魚を肴にもう少しゆっくりとビールを飲みたかったです。 　参加してなくても文集を呼びかけ人の芦田さんは私には毎年送ってくれます。先年私はワープして行かなかった芦田さんの勤め先のエイドには、各人名入りの旗があることを知り、今回は他をワープしても絶対行くべきと決意していました。皆さん己の旗を持って凱旋ゴールは感動もので、私も今回は味わうことができて満足です。 　遠くて前泊後泊をしなければならないと言うことは、それだけのんびりできると言うことで、飲み・語りつつ、マークンの母さんとは２年前の関西周遊以来の面識でしたが、旦那の林興一さんが頼もしくも高校の後輩と分かりうれしい出来事でした。マークン夫妻は楽しくて毎回参加しているようなので、また会うべく私は７年ぶりなどと言うことのないようにしたいと思っています。 　サポートの皆さんありがとうございました。共走していただいた皆さんありがとうございました。私に撮られたと思う方、どうぞご自由にダウンロードしてください。

	画像をクリックすると大きくなります 私の１９９６’れんがの街マラニックもご覧頂ければ幸いです。

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