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山伏の修行に辿りし出羽三山奥の細道にて再び辿る
土砂降りに川となりたる道辿る危ふきながらも飛び石伝ひに
突風に雨の激しく月山のお花畑を見やる暇なし
頂上の月山神社は有料に御祓ひを受け参拝のなる
急斜面下りの危ふし足下の滑りて再三尻餅を突く
語られぬ湯殿参拝もの覚え悪しきが幸ひ書くことのなし
 
神域の撮影禁止を失念に撮りたる画像公開内証
見しことも言へず語れぬ湯殿山神域撮影禁止なりけり
湯殿山参籠所泊湯上がりに地酒湯殿山呑みてくつろぐ
見事なるぶなの下陰旧街道六十里越梅雨のしたたる
積もりたる落ち葉の道は長雨に湿地ぬかるみ辿るがごとし
湯殿への参道として地元なる茂吉の辿りて歌碑の残れる
 
観音に枝振りが似て千手ぶな見事なるかなぶな樹林帯
田麦俣の集落見ゆる里山の落ちたる胡桃拾ふ人なし
覆ひたる緑の下陰出でたれば晴れ間の見えて梅雨の明けらし
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