マラソンの歌12/13(15)号ー11
 第5回秋川渓谷 自然人レース 
平成5年 1993年
 ハイライト自然人レース



たもちたる花が一気に吹雪き散る夏日の今日の風のほのかに(気温26度)

春長けて水温みたる秋川の河原に遊ぶ人の賑はふ(水温14度)

酔狂が者の集へり自然人女性子供も河原を埋めて

すべからく河原に遊ぶ人は皆自然人なりと主催者曰く



ユニークなる大会なるかな自然人レース道なき川を走らす

細りたる水は温みて駆けやすし自然人のわれ今年二年目

一斉に物芽幼く萌え出でて浅黄に靄ふ谷さかのぼる

小鳥啼き山吹の花枝垂れ咲く淵辿りつつ朗らかなるかな

われは追ふ岩を跳ね飛ぶ仲間らをパノラマ写真に時に撮りつつ



猿山の猿のごとしも自然人岩場を跳ね飛び伝ひ走るが

水温む川に漬かりて心地よし深みは泳ぐ流れに乗りて

悦びが裡に込み上ぐ自然人レース自然にわれは委ねて

大幅にタイム更新自然人二歳のわれはレースに慣れて

自然人部落過密に列をなす呼び物の風呂・段平汁に

ユニークなる大会なれども自然人ややに過密になりて興覚め


 開催日   平成5年4月18日

 主催地   五日市町観光協会

 参加種目 精進コース10km

 記録    1時間31分37秒

 ゼッケン  NO・102

 「山の辺」 8月号


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