マラソンの歌12/13(15)号-27
平成5年 1993年
出迎へを約束の場所二十四の瞳群像前フェリーを降りて 同年輩とわれ思ふなる二十四の瞳の子らよ今ぞ何する 世話好きの民宿おやじのとりもちに情報交換夕餉そろひて(民宿ふくや) 走友の中に歌友を望みつつ「山の辺」歌友の友に遭ひたり(佐藤久美さん) スタートを待ちつつ知人のわれになし一夜の宿の友らの他に 同宿の若き女性らの真中にをさまり写りてわれはご機嫌 衆目に晒すを許せと断わりて撮りたの写真を送るを約す 起伏富む海岸線に沿ひて駆く往は追ひ風帰りのこはし 木枯らしと言ふには温しフェニックス亜熱帯樹の目に暖かく 緑なす山は迫りて海岸線畑に夏柑手にも触れ得て 天つ影写して海は青・緑しぶきて白き秀波が走る 島影か本土か知らず瀬戸の海通ふ船影点々と見ゆ 点々とブイの浮かぶは養魚場広大なるかな栽培漁業 漁なきか入江に漁船並びたりほのかに魚の臭ひとどめて 手を延べる子らの姿が二十四の瞳の子らの群像に見ゆ 撮らむとすエードステーション大仰にポーズをとりて喜ばれたり 大会の名物なれば住職の手渡しくるるお守り嬉し お守りの加護の力にゴールインイーブンペースをわれは守りて 意気込みてさらに一杯計五杯食ひ放題の素麺うまし 自慢なるパノラマ写真の働きにもてて楽しきマラソンの旅 |
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会場 香川県小豆郡土庄町 主催 香川県タートル協会 参加種目 フルマラソン(通算37回目) 記録 4時間33分30秒 ゼッケン NO・3274 「山の辺」 3月号 |
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